タンクの中からピチョン!ピチョン!
先日、入居者の方から「トイレのタンクからピチョンピチョンと音がするので見て欲しい!」との連絡を頂きお部屋へ行ってみると。タンク内から音が聞こえるので、上蓋を開けてみると。
意外と中が汚くてビックリされる方が多いですが、大体どこのお家のトイレも何年も上蓋を開けて掃除する。なんて事がないので、中は意外と汚いです。
水を止める箇所は大きく分けて2箇所あるのですが、給水箇所のパッキンと排水箇所のゴムボールです。
タンク内でピチョンピチョン鳴るのは、パッキンが劣化して隙間が出来るため、水切れが悪くなり、少しずつですがタンク内に水がたまり続けます。外にあふれる事は無いのです、オーバーフロー管から便器内に流れ出ます。
オーバーフロー管から水があふれ出てないのに、便器内に水がチョロチョロ出ている場合は排水弁の役割をしているゴムのボールです。フロートバルブやゴムフロートと呼ばれる部品です。
こちらもゴム製品のため、劣化で隙間が生じて水が流れ出ます。
劣化の進行具合は直接触って手が黒くなると替え時です!
無事交換が終わって水漏れが無いことを確認してタンク内を少しお掃除!
新しいタイプの便器(電動の部品が付いているもの)は下手に触るとかえって故障の原因となるので、フタを開けて作業が可能かどうかを判断しています。
不安な場合はメーカーのメンテナンスに来てもらうのが一番です!
タンクの正面か横にある品番と不具合の症状を伝えて、取替の必要がある部品を可能な限り持って来て下さいと伝えたらほぼ直してもらえます^^
稀ですが古い製品の場合で代替品が無い場合なんかは、タンク内の部品を一式交換する場合もありますので、その場合は費用が結構かかります。修理を依頼する前に確認するのがベターかと思います!
劣化の目安は7年~10年ぐらいですので、水切れが悪い時はオーナー、管理会社又は設備のメーカーに相談が必要です!
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