長期修繕の難しさ
今回のお話しは私が住まいしていますマンションのお話しになります。
今年、抽選で理事長に当たりまして、なおかつ今年は大規模修繕工事を
行う予定!との事で、外壁・屋上・廊下・非常階段など今回工事を行う
場所について、予算内で可能な工事について他の役員さんと意見を出し
合いながら話を進めているところです。
話は昨年に遡りまして、前期役員にて修繕工事に関するアンケートを
取り、項目の中でマンションのオートロック化という意見がいくつか
出ていました。
近隣の同年代に建築されたマンションで、後付けで自動ドアを入れた
り、オートロックを導入されているマンションがありますので、ウチ
でも可能か検討してみよう。と見積りを取ったところ、玄関だけでは
なく、裏の駐車場についても出入りを制限できる仕様に変更しなけれ
ばならず、費用の事もありオートロックの設置については断念する事
となりました。
長期修繕については建物を長期使用にあたり必要になる定期的な補修
で、使用状況(居住者の年齢層や世帯数の変化による、駐車場の減少
や駐輪場の増加、バリアフリー化など)その時世にあった仕様に変更
することも、必要になります。
ですが今回、建築当初の構造上、オートロックを使用する予定ではな
い建物でしたので、そういったマンションでいざオートロックを設置
するとなると設置費用のハードルが高いものだなと実感しました。
また、水道については受水槽と高架水槽を使用している現状から、直
結水道方式へ変更も検討していましたが、引き込みの水道管が細く、
直結水道方式へ変更する場合は、大阪市からの水道の引き込み管を変
更する必要がある(駐車場を全部掘り返して配管を入れなおす必要が
ある)ため、こちらについても、断念しました。
玄関はマンションの顔
ある区分所有者から「床のタイルは色あせて、郵便ポストはガタガタです」
「玄関はマンションの顔になるので、今回の工事で修繕または入替えを検討
してはどうでしょうか。」今回玄関については工事を行わない予定でしたが
確かに入口も可能であれば手を入れてあげた方がいい。という話で見積りに
組み込む予定となりました。
今回の工事で、修繕積立金を見直して値上げを行った方が良いとの声も出て
いますので、自主管理のマンションになりますので、無駄を可能な限り省い
て修繕積立金の運用を行い、懐に余裕のある長期修繕計画の作成が必要だな
~。と、しみじみ感じました。
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