マンションリノベーションアドバイザーとは
先日、中央区の天満橋と北浜の間にあります「エル・おおさか」で、ある講習に参加してきました。
その日は、前日の予報では朝から一日中の雨の予報でした。
朝を迎え重い気持ちと裏腹に、家を出る際は雨が降っていませんでした^^
講習の流れとしまして、朝10時から始まる講習で昼休憩を挟んで16時まで。
少し休憩をしてから最後に試験。17時で終了という流れでした。
お昼は近所のそば屋さんで鴨南蛮そばを堪能^^
午前中の講義では、区分所有法やマンション管理規約が絡むマンション毎のルールに注目した工事の内容や方法を考えることや、間仕切りや床の仕上げ方法について。午後は電気容量、給排水設備や吸排気などを勉強しました。
賃貸と売買ともに、築年数が経過してくると、表面的なリフォームだけでは室内を維持することは難しく、水回りの設備をゴソっと変えたり、間取り変更を行うリフォームを提案したりと、係わりが深い内容となりますので、今回は色々と勉強になる事がありました。
講義中の内容で一番印象に残った事は「音に関する問題」でした。
マンション使用細則の中で、リフォームの届出をする際に、「フローリングの張替えをする際はLL45等級以上の床材を使用すること。」とう文言が必ずと言ってよいほど記述されています。
感じる音に関しては個人差が大きい所ではありますが、実際のところどうなんだろう?という音に関する相談は少なくありませんでした。
講習の中で「軽量床衝撃音」と「重量床衝撃音」という2つの音があり、この音の中でフローリングのLL45については「軽量床衝撃音」を低減する効果に優れているが、「重量床衝撃音」を低減する能力は優れていない。という話がありました。
「軽量床衝撃音」とはテーブルからスプーンを落とした時のコーンという様な音で、「重量床衝撃音」は踵からドンと歩く音や子供が飛び跳ねる音がそれでした。
「重量床衝撃音」の改善方法は単純に床のコンクリートの厚みを10~15cm厚くする。というもの。
床が上がって天井が低くなる事と、床の重量が増え、マンション全体が重量過多になり耐震強度にも影響する可能性がある事なので、現実的に行う事は難しいという話でした。
子供がいらっしゃる家庭では、プレイマットや厚みのあるカーペットやラグを引くことが騒音トラブルの一つの光明になるのかな~。なんて話をとても感じる内容でした。
今回使用した教材ですが、講習では読み切れないところもありましたが、リフォームの際の参考になる内容も沢山ありましたので、また熟読したいと思います!
今回の内容はあくまで室内メインのお話ですが、知識の血肉となってもらう予定です^^
ちなみに、試験ですが...マークシートではなく記述式。
そしてテキストも読んでいいです!という親切試験!
試験の結果は1カ月後ですが、さすがに不合格にはならないな~。と思いながら講習会場を後にしました^^
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