トイレのパッキンはココをチェック!
毎日使うトイレですが、水漏れは意外と気付きにくいもの。
気付くパターンとして、①目視②音③水道使用量(請求額)で気付く場合があります。
まず①の「目視」ですが、便器内の奥壁に薄っすらと細い水の筋が絶えず流れている場合。
フロートバルブ又はボールトラップの交換が必要な可能性があります。
次に②の「音」ですがトイレを流した後すぐはタンク内に水が補充される音がジャーっと鳴っていますが、しばらくたってからもぴちょん。ぴちょん。と音がする場合。
ピストンバルブのパッキン又はダイヤフラムパッキンの交換が必要な可能性があります。また、このパッキンの劣化の場合は水が完全に止まらず、絶えずタンク内に水が供給されている場合があり、その場合はタンク内が満水になりオーバーフローによって①であった便器内の水の筋が出る場合があります。
最後に③の「水道使用量(請求額)」が大きく増えて気付く場合です。
これに関してはトイレ以外の水漏れが原因となる事もあり、順番にチェックが必要です。
先日、引渡し前のお部屋の給排水チェックをしていた際のお話です。
トイレの水を流した際に、タンク上部の手洗い口から水が出てきませんでした。数日前のチェックでは水が出ていたのですが...
とりあえず上フタを持ち上げてタンク内をチェック!
タンク内は交換後の写真になりますが、今回はダイヤフラムパッキンが劣化による目詰まりを起こして、手洗い口から水が出ないようでした。ダイヤフラムパッキンに合わせてフィルターユニットも交換しました。
慣れてくると自分でも交換は可能ですが、基本的にはメーカーメンテナンスで交換を頂く方が無難です!
ちなみにこちらの部品交換は原則消耗品扱いになる小修理となるため、借主様に費用を負担を頂く事が通常です。
貸主や、管理会社の対応によっては、貸主負担で修理対応頂けるケースがありますので、一度ご相談を入れて頂いた方が良いと思います。
ちなみに今回のお部屋のダイヤフラムパッキンはおそらく15年程使用していたと思われます。
パッキン類は基本的にゴム製品なので、時間経過で劣化しますが、環境にもよりますが10年前後が一つの交換時期の目安と考えます。
交換のタイミングが来てるかどうかは、ゴム部分を指で触って黒いのがベットリ付くと交換のタイミングのサインです。
タンクを持ち上げる際に、手洗い部分に伸びるホースがネジ式になっている場合がありますので、勢いよく持ち上げず、手前からゆっくり上げて覗き込んでからが正解です!
もし誤って破損してしまった場合も、賃貸契約をした際に加入した家財保険で補修対応が効く場合がありますので、保険会社に確認は必ず行って下さい!
後日談ですが、私の自宅もほぼ同じ製品を使用していましたので、ダイヤフラムパッキンとフィルターユニット、それと排水弁(フロートバルブ)も交換を行いました!
9年程使用していますが、外してみてパッキンのゴム部分を触りましたが、黒いデロデロはつきませんでしたが、せっかくなので交換しています!
前回やった工程プラスαでしたので、タンク内を掃除しながら20分ほどで交換が出来ました。
今回チェックしたトイレのタンクですがTOTOのSH671BAとSH565BAでした!
ダイヤフラムパッキンを外す際は周りをしっSH持って回さないと根元が折れますのでお気をつけ下さいませ。
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