関西リアルエステート株式会社
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水曜日
2019年04月18日
日記

築年数が30年以上経過したマンションの最上階の方は一度ご確認を。

あるマンションの最上階の配管のお話です。
マンションのお部屋には2種類の配管が上下に通っていることが通常ですが、
雑排水管:キッチンやお風呂などの排水を流す配管です。間取りなどにより1本で全ての雑排水を流す場合や、キッチンとお風呂が離れているため、2本2系統に分かれて排水される場合があります。
汚水管:トイレの排水を流す配管です。

全てを1本の配管で流す場合もありますが、ファミリータイプのマンションであれば、別系統で排水されている事が多くあります。

排水をする際に、流れを良くするため、配管の頂点に当たる部分は屋上に吸気塔として配管が出ていたり、最上階の部屋の天井部分から外壁面に吸気塔が出ていて、空気を吸い込む様になっています。

その配管は昭和年代の建築であれば鉄管を使用している事が多く、30~40年程度で配管の総入れ替えを行いますが、水漏れ等の不具合が重ならない限り、前もって入替えをする事はあまりありません。

今回のお部屋についても大きな水漏れは見られませんでした。天井から少し水滴が落ち来る以外は・・・

天井の一部から水滴が落ちてきていたため、管理会社に異常を訴えたところ、鉄管に結露が起こり、垂れた水が浸み出してきたと思われます。との回答でした。

天井裏は基本的には水分がないため、結露が起こりにくい環境ですので、そこで結露が起こる。ましてや水滴が落ちるレベルとなると、配管のどこかに穴が開いている可能性があり、階下から水漏れの訴えが無いことから、その階で使用している給排水管からの水漏れは考えにくく、吸気のために屋上へ出ている吸気管のどこかに孔が開いている可能性を指摘して、再度点検を行って頂きましたところ、発見したのが冒頭の写真の配管でした。

過去に別のマンションでも天井裏での結露が多く室内にカビが大量発生した事があり、そのお部屋も最上階でした。
お風呂場の点検口がある場合は、そこから天井裏を確認して天井に水滴が無いか。配管にサビは回っていないか。等を確認する事が被害拡大を防ぐ第一歩かと思います。

常時水が流れている管よりも、空気に触れている時間が長い吸気管の方が劣化が早く、配管の継ぎ目はねじ切りをしているため管の厚みが薄いことからサビによる劣化に弱いと考えられます。

ご自身のお部屋なら尚更ですが、賃貸で借りられている方も、不要の被害に遭う可能性を少しでも下げれると思います。

1年に1件のペースで配管の劣化による不具合に立ち会う機会がありますので、可能性の一つとして知って頂けると幸いです。

この記事を書いた人
太田 真聡 オオタ マサト
太田 真聡
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